白内障
白内障
目の構造はカメラに似ています。
カメラのレンズに相当するのは水晶体というものです。
この部分がいろいろな理由で白く濁ってくる病気が白内障です。
- 白内障の原因で最も多いものは加齢によるもので、
一般に老人性白内障と呼ばれるものです。
70~80歳台では大部分の人に白内障があります。
その他に、外傷によるもの・目の他の病気に続いて
起こるもの・先天性のものなどがあります。
- 水晶体が濁り始めるとものがかすんだり、二重に見えたり
時にはまぶしくなったりし、そして進行すれば徐々に
視力が低下してきます。
- 白内障になると、初期のうちには薬によって
進行を遅らせることができる場合がありますが、
完全に治癒することはできません。白内障のために
視力が低下して不便を感じるようになれば手術を考えましょう。
手術は目だけの麻酔で痛みは殆どありません。
手術時間は白内障の程度によって様々ですが、大体は20~30分
程度です。超音波乳化吸引法という方法で、3mmくらいの切開から
器具を挿入し超音波の力で水晶体の濁った中身を吸い出し
残った薄い膜(水晶体嚢)でできた袋の中に眼内レンズ
(人口水晶体)を挿入します。
(以上、日本眼科医会HPを参照)